摩文仁で大晦日の晩から新年にかけて行われる
「火と鐘のまつり」についてご紹介します。
摩文仁と書いて「まぶに」と読むそうです。
とても珍しい地名ですね。
摩文仁は沖縄島の南端にある糸満市にある地区で
沖縄戦終焉の地とされています。
火と鐘のまつりは
平和への祈りが込められた行事です。
年越しの行事ですがこれまで紹介してきた
日本特有の雰囲気とは異なっています。
火と鐘のまつりが開催される
「沖縄祈念平和堂」の基本情報や
内容などについてまとめました!
沖縄祈念平和堂の基本情報!
火と鐘のまつりが行われるのは
大晦日の晩22時から年明けの25時までです。
場所は平和祈念公園の園内にある
「沖縄平和祈念堂」にて行われます。
平和祈念公園の敷地はなんと約40ヘクタールもあり
4つのゾーンに分かれています。
東京ディズニーランドが51ヘクタールなので
公園にしたらかなり広いことが分かりますね。
沖縄に行くなら訪れるべきスポットだと思います。
平和祈念公園へのアクセスは車がおすすめです。
無料駐車場は469台利用できます。
沖縄を観光する時は
公共交通機関があまり発達していないので
レンタカーがおすすめです(^^)
那覇空港からは車で約35分間、
那覇ICからは約40分間の距離にあります。
那覇バスターミナルから平和祈念公園前まで
バスが出ていますが
約85分間とかなりの長旅になります。
摩文仁 火と鐘のまつりの内容は?
火と鐘のまつりは大晦日の晩から
新年にかけて行われる年越しの行事です。
平和への決意を新たに心静かに年を越せるとの
感想をよく聞きます(*^^)
実際にどのような内容なのか
気になったので調べてみました!
火と鐘のまつりの開会式は祈念平和堂の堂内で
大晦日の22時から始まります。
その後沖縄戦の映像が上映されます。
戦争を戦争を知らない世代に語り継いでいくことは
平和のために大切なことだと思います。
平和祈念公園の中には「平和の礎」があります。
平和の礎は慰霊碑です。
沖縄戦で亡くなった約24万人の
戦没者の全ての氏名が刻まれています。
敵も味方もなく国籍も関係ありません。
この平和の礎に平和の火が灯され
平和の誓いが述べられ黙祷します。
黙祷が終わると参加者全員が
慰霊のたいまつを掲げ堂外を行列します。
年明けが近づくと
大広場の聖火台を囲んで
カウントダウンが行われます。
そして年明けと共に平和の鐘がならされます。
これまで紹介してきた
日本の神社やお寺で行われる
年越しの行事と雰囲気が違うのは
国境を越えた平和の祭典だからなのでしょうね。
火と鐘のまつりの口コミ評判まとめ
火と鐘のまつりに実際に参加した人達の
口コミ評判を集めました!
■まつりと言っても
賑やかな雰囲気ではありません。
参加者の数はすごく多いですが皆静かです。
参加者ひとりひとりのたいまつに
火が移る様子は命や平和への祈りが
受け継がれていくように感じられます。
■子供に戦争の悲惨さや
平和の大切さを教えるために
毎年参加しています。
沖縄戦の上映を見て子供も自分なりに
しっかり受け止めているようです。
■あれほどの大戦を知らない
若者も多いのは実に悲しいことです。
火と鐘のまつりを続けることで
少しでも世の中に平和を
発信していきたいと思っています。
さいごに
いかがでしたか?
沖縄の摩文仁で行われる平和を願う
年越し行事をご紹介しました。
戦争を体験した世代がどんどん減っていく中で、
このような行事は絶対に絶やしてはいけないと
強く感じました。
最後までお読みいただきありがとうございました。