「止める・留める・停める」どれを使うのが正解?!意味と使い方! | 多事彩々
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「止める・留める・停める」どれを使うのが正解?!意味と使い方!

 

日本語には同じ読み方なのに

漢字が異なる言葉がいくつもあります。

 

止める留める停める

 

読み方はどれも同じ【とめる】です。

 

どれを使ってもよいということではありません。

 

シチュエーションによって

使い分ける必要があります。

 

【止める】

 

今動いていることをやめさせる時に

止めるを使います。

 

 

【留める】

 

今は動いていないけど、

動く可能性があるものを

動かないように固定する時に使います。

 

 

【停める】

 

主に乗り物を、

ある一定期間どこかの場所に

置いておく時に使います。

 

使い分けの例文もご紹介しますね。

 

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止める・留める・停めるの違いとは?

 

日本語には同じ読み方なのに、

違う漢字を用いる語彙があります。

 

日本語が難しいと言われる理由の1つです。

 

例えば、こえる。

 

越えると超えるの

2つの書き方があります。

 

この場合はどちらを使えば良いのかなと

悩むことも多いです。

 

今回テーマに取り上げるのは

【とめる】という言葉です。

 

漢字で書くと3通りあります。

 

▪止める

▪留める

▪停める

 

それぞれどのような

シチュエーションで使うのが

正しいのでしょうか?

 

漢字が本来持つ意味に注目すると、

違いがはっきりとします。

 

止める

 

静止させるという言葉があります。

 

今動いていることをやめさせる時に

止めるを使います。

 

 

留める

 

思い留(とど)めるという言葉があります。

 

今は動いていないけど、

動く可能性があるものを

動かないように固定する時に使います。

 

 

停める

 

停車駅という言葉があります。

 

電車や車など乗り物を、

一定の期間どこかの場所に置いておく時に

停めるという言葉を使います。

 

 

止める・留める・停めるの使い方を例文解説!

 

それぞれの使い方を

例文を使ってご紹介します。

 

止める

 

今動いているものを

動かないようにする時に使います。

 

▪颯爽と歩いていた

その男性は突然足を止め、

私の方を見た。

 

 

▪携帯電話の料金を期限までに支払わなかった。

 

そのため携帯電話の使用を止められ、

非常に困っている。

 

 

▪2人の男が大声を上げて喧嘩していた。

 

勇敢な男性が間に入り、

喧嘩を止めた。

 

 

ここで1題紛らわしいクイズを出題しますね。

 

Q. 運転手は急ブレーキをかけて電車をとめた。

 

この場合、

止めると停めるどちらを

使うのが正しいでしょうか?

 

乗り物なので

停めるの方を選ぶ人が多いです。

 

しかし正解は止めるです。

 

停めるは乗り物を一定期間、

駐車場などに置く時に使います。

 

とっさに乗り物の動きをとめる時は、

止めるの方を使います。

 

 

留める

 

これから動き出す可能性があるものを、

離れないように固定する時に使います。

 

▪洗濯物を洗濯バサミで留める。

 

▪木材にネジを留める。

 

▪髪の毛をゴムで留める。

 

▪感銘を受けた言葉を心に留めておく。

 

覚えた言葉を忘れてしまわないように

心に固定するイメージです。

 

 

停める

 

乗り物を一定時間、

あるスペースに置く時に使います。

 

▪自転車は必ずこちらの駐輪場に

停めてください。

 

▪台風の前日に車を立体駐車場に

停めておいて良かった。

 

 

では最後に確認問題を出題します(^^)

 

とめるを漢字に直してみましょう。

 

Q. 危ないから急にとまるのはやめてください。

 

Q. あれだけ車を駐車場にとめるように言ったのに。

 

Q. 窓に張り紙をテープでとめるように。

 

 

さいごに

 

同じ読み方なのに

止める・留める・停めるには

意味に違いがあります。

 

イメージを理解しておくと、

スムーズに使い分けをすることができます。

 

クイズの正解は、

止める・停める・留めると

なります。

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。