子供がいない夫婦の事情はいろいろあります。
身体の問題で産めない人や、
不妊治療をしても授かることができなかった夫婦。
経済的に余裕がなくて断念した夫婦。
いつかは子供が欲しいと思っていたけど、
気づいたらタイミングを逃してしまっていた夫婦。
最初から子供は作らないと決めた
共働きの夫婦などです。
子供がいない夫婦のメリットは、
お互いに自由でいられるところです。
子供が産まれると子供中心の生活に変わるので、
自由な時間が取れなくなってしまいます。
特に女性は妊娠してしまうと、
仕事を続けることが困難になりますよね。
現在のキャリアを失いたくないという女性は、
子供は作らないと決断する傾向にあります。
子供がいない夫婦のデメリットは、
お互いの両親や親族、周りの人から
「子なしハラスメント」を受けることが
多いことです。
「子なしハラスメント」とは、
子供がいないことがダメであるかのような
嫌味や皮肉を言われてしまうことです。
「子なしハラスメント」を受けたらどう対応するか、
夫婦で話し合う必要があります。
子供を作らない選択のメリット・デメリットには一体どんなものが?
まずは子供を作らないメリットをご紹介します。
①自由でいられる
②稼いだお金を夫婦だけで使える
③子育てで悩むことがない
④夫婦が良好な関係でいられる
子供が生まれると、
時間的にも経済的にも
余裕がなくなってしまうことが多いです。
ですが、夫婦だけなら、
お互いに自由に過ごせますし、
給料も自由に使うことができます。
共働きの夫婦は、夫婦別財布で
お互いに干渉しないという場合が多いのです。
女性の場合、妊娠や出産を理由に、
今までの仕事のキャリアを捨てなければ
いけないこともあります。
子供が居なければ、仕事を続けることが可能です。
子供が居なければ、子供に対する教育方針などで
揉めることもありません。
子育てで悩むこともありません。
お互いにやりたいことをやって
自由に過ごせるので、
夫婦いつまでも仲良く暮らせます。
次に、子供を作らないデメリットをご紹介します。
①「子なしハラスメント」で不愉快な思いをする
②夫婦二人きりの老後は寂しく感じる
③離婚しやすい
「子なしハラスメント」とは、
子供がいないことがダメであるかのような
嫌味や皮肉を言われてしまうことです。
「子供は絶対産んだ方がいい」、
「子供が居ないと楽でいいね」などが、
子なしハラスメントになります。
発言した本人に悪気が無くても、
子供のいない人にとっては不愉快な発言ですよね。
子なしハラスメントを受けたらどう対応するか、
夫婦で話し合う必要があります。
特に、お互いの両親への対応には注意が必要です。
孫の顔が見たいとしつこく言われたら、
しばらく距離を置くなどの対策をしてみましょう。
また、子供のいない夫婦は離婚しやすい
と言われます。
子供が居ないと離婚へ踏み切るときの
ハードルが低くなります。
周囲の人からの子なしハラスメントは勿論、
夫婦間で子供を作るかどうかの
意見が食い違ってしまうと、
離婚に発展しやすいです。
夫婦の一方が子供が嫌い…自分は子供が欲しい時どう話合いすべき?
子供を作らないとする理由に、
子供があまり好きではないという人も
多いと思います。
今は子供はいらないけど、
いつかは欲しいと思っている様なら、
まだ説得の余地があります。
その「いつか」までに時間がないことを
認識してもらうのです。
女性は、30代後半になってしまうと、
自然妊娠する確率が大幅に下がってしまいます。
また、妊娠できたとしても、
女性が高齢だと、出産のリスクも高まります。
男性はこういった情報を
知らないこともありますので、
きちんと説明をして説得してみましょう。
経済的に不安があるから
子供はいらないという場合は、ある程度の
経済的な目途を付けてから説得しましょう。
不安要素が取り除かれれば、
前向きに検討してくれると思います。
いずれにしても、子供が欲しいことを
誠心誠意伝えることが大切です。
鬱陶しいと思われてしまうかもしれませんが、
何度も繰り返し訴え続けましょう。
一方的にならないように、
相手の気持ちも聞きながら、
話し合いを重ねてくださいね。
まとめ
夫婦で子供を作るかどうかは、
慎重に決断する必要があります。
子供が居ないと、
自分たちの両親や親せき・友人などに
心無い言葉を言われてしまうこともあります。
夫婦で話し合い、子供がいないことに
否定的な人たちにどう対応するのか、
予め決めておきましょう。
また、今は子供は必要ないと感じていても、
年月が経つにつれて
心変わりしてしまうこともあると思います。
女性は高齢になるほど、妊娠しにくくなり、
出産のリスクも高まりますので、
そういった面も考慮すべきです。
今現在のことだけでなく、
数十年後の将来も見据えて考えましょうね。