酸味と甘さが調和した、おいしいフルーツ、ブルーベリー。
これは一体何の植物から生まれる美味しい実なのでしょうか?
じつは、これはツツジ科に属する植物の実なんですよ。
名前が似ているラズベリーと同じ仲間と思いきや、なんと別の種類。
予想外ですね。
今回は「ブルーベリー」について、以下のポイントで紹介していきます。
ブルーベリーの特徴
スーパーやコンビニでよく見かける冷凍ブルーベリー、でもそのブルーベリーのいろんな品種や栄養素についてはご存知ですか?
ツツジ科のブルーベリー
ブルーベリーは、前述の通り、「ツツジ科」に分類される独自の植物です。
それほど高く成長せず、低木に実をつけるフルーツです。
育てるのも簡単で、初心者にも手ごろなので、家庭菜園で育てる人も増えているようです。
ブルーベリーの旬の時期
ブルーベリーは国内各地で栽培されていますが、そのうち長野県が全体の2割を生産しているんですよ。
やっぱりフルーツ県だけあってすごいですね。
日本では6月中旬から8月にかけて収穫されています。
ただし、現在は輸入品も多く流通していて、冷凍ブルーベリーやブルーベリージャムなどの加工品も充実しているので、旬の概念があまり関係ないかもしれませんね。
ブルーベリーの栄養成分と効能
豊富なアントシアニン:
目の疲れを軽減し、視力低下を予防する効果が期待されます。
高い食物繊維含有量:
果物の皮に多く含まれており、ブルーベリーは皮ごと食べられるため、より多くの摂取が可能です。
食物繊維は腸内の不要物質を包み込み、排出を促進するため、便秘の改善が期待されます。
豊富な抗酸化物質:
抗酸化作用を提供し、余分な酸素が酸化するのを防ぎ、体内の機能を正常に調整します。
これがアンチエイジングや美肌につながる要因です。
果物アレルギーについて
果物アレルギーは、特定の果物に含まれるアレルゲンが摂取されると、口の中でかゆみや腫れの症状が現れるアレルギー反応のことです。
これは花粉症の患者の約10%に合併すると言われています。
アレルギーの種類
アレルギー専門の医療機関によると、果物アレルギーは主に2つのタイプに分かれています。
- 即時型:全身にじんましんやせきなどの全身症状を伴うもの
- 口腔アレルギー症候群:口の中だけでかゆみや腫れを伴うもの
これらの症状が現れた場合は、迅速に医療機関を受診することが重要です。
バラ科の果物の種類・アレルギーが出やすいもの
多くの果物がバラ科に属しています。ベリー類を除いても、ざっと挙げただけでなんと16種類もあります。
りんご
サンザシ
ナシ(西洋ナシも含む)
桃
スモモ
プラム
アンズ
梅
サクランボ(アメリカンチェリーも含む)
アーモンド
イチゴ
ブラックベリー
ラズベリー
ボイセンベリー
琵琶
カリン
花粉症の方が食べるとアレルギー症状が出やすい果物は、「りんご、西洋ナシ、サクランボ、桃、アンズ」です。
食べる際は十分に注意しましょう。
ツツジ科の果物の種類・アレルギー症状が出やすいもの
ツツジ科の果物は意外と有名なものが少ないですね。
ブルーベリー
クランベリー
ビルベリー
ハックルベリー
コケモモ
現時点では、ツツジ科の果物は花粉症の方に合併する果物アレルギーのアレルゲンを持っている種類がないようです。
ベリー系の異なる種類と見分け方
ベリーの種類や品種ごとの特徴と見分け方には、主に見た目と植物の分類が関与しています。
ブルーベリーはツツジ科に属し、「表面がつるっとした丸い粒」で、1粒に複数の種が詰まった大粒です。
一方で、ラズベリーとブラックベリーはバラ科の木イチゴの一種で、「種が入った小さな粒が集まった一つの実」を形成しています。
そのため、ラズベリーとブラックベリーは歯ごたえがしっかりしており、噛むたびに種の食感が味わえる独特な食感を持っています。
ブルーベリーは何科になるの?栄養やアレルギーについても!まとめ
まとめると
似た名前のベリー類でも、「ツツジ科」や「バラ科」などで分類され、植物の種類が細かく異なることがわかります。
各種類によって食感が異なるので、さまざまなベリーを試して好みのフルーツを見つけてみてください!
また、バラ科にはさまざまな果物が含まれているので、街中で植えられている植物を見て回ると面白いかもしれませんね!