我が家は掃除も行き届いているし、
予防のため防虫剤をタンスに入れているから
大丈夫というあなた。
大丈夫ではないですよ。
衣類害虫は「カツオブシムシ」か
「イガ」の仲間に大きく分類されます。
衣類を食べるのは成虫ではなく
これらの幼虫です。
幼虫を成長させるために
外から侵入し衣類がある場所に
卵を産み付けるというわけです。
これらの害虫の成虫はかなり手強く
なんとマンションの高層階だからといって
安心はできないのです。
ほんのちょっとの窓の隙間から侵入し
洋服ダンスなど衣類があるところに
卵を産み付けてしまうのです。
セーター類は特に狙われやすいので
保管する時は注意しなければなりません。
実は防虫剤だけでは衣類を食べる害虫を
完全に駆除することはできません。
洋服をしまう前に洗濯して
洋服ダンスの中やクローゼットを
こまめに掃除して害虫が不快に感じる空間を
作る努力も必要になります。
家庭用の衣類を食べる害虫はどれだけいるの？その特徴は？
家庭用の衣類を食べる害虫は
「カツオブシムシ」か「イガ」の仲間に
大きく分類されています。
衣類を食べるのはこれらの害虫が幼虫の時です。
成虫になると外に出ていきます。
うちの家は掃除が行き届いているし
高層階に住んでいるから大丈夫！
なんて油断はできませんよ。
いざお気に入りのセーターを着ようとした時に
「ぎゃあああ」ということに
なってしまいます。
化学繊維よりも羊毛など
動物性の繊維の方が幼虫にとっては
ご馳走になるため
セーターが虫食いされる割合が高いです。
でも化学繊維も食べるので
化学繊維だからと言って安心はできません。
家庭用の衣類を食べる害虫の
発生時期や弱点など特徴について
まとめました。
◎カツオブシムシ類の特徴
発生時期は年に1回、幼虫の状態で冬を越し
春先に成虫になります。
成虫になってからの寿命はわずか1ヶ月程度で
その間に窓から侵入したり、洗濯物にくっついて
衣類に卵を産み付けます。
カシミヤや綿、羊毛などを好み、
合成繊維や化学繊維はあまり
好みではないと言われています。
カツオブシムシは水や熱に弱いため、
1度ついてしまったら洗濯したり
アイロンをかけることで死滅させることが
できます。
◎イガ類の特徴
イガ類は蛾の仲間です。
産卵時期は年に2～3回あるため
幼虫は1年中発生することになります。
1番多く発生するのは5月頃です。
高温低湿の環境を好むので
まさに洋服ダンスやクローゼットは
快適な場所と言えます。
羊毛や羽毛を好んで食べますが
植物性の繊維でも食べかすや
皮脂などがついていると一緒に食べてしまいます。
タンスの害虫の駆除法とその後の予防策は？
害虫を駆除する方法として
防虫剤は高い効果があります。
しかしながら防虫剤だけで完全に
害虫を駆除することが出来るか？
というとそうではありません。
害虫が好まない環境に整えることで
害虫を完全に駆除しましょう。
衣替えの時期に洋服をしまう時は
以下の項目をチェックしましょう。
・洗濯してからしまう。
2回くらいしか着ていないし、
綺麗だから洗濯しなくてもいいよね～
という人が意外と多いです。
洗濯せずに洋服をしまうことは
害虫を呼び寄せているようなものです。
汗や皮脂、角質、食べかすなどが
ついたまましまうと害虫だけでなく
細菌やカビを発生させることにもなります。
・圧縮袋にしまい防虫剤を入れる。
洗濯してしっかり乾燥させたら
圧縮袋に収納するのがおすすめです。
ビニールで密閉することで
害虫の侵入を防ぎます。
とは言えカツオブシムシは
強靭な歯でビニールを食い破ることができるので
防虫剤は必ず入れましょう。
・定期的に洋服ダンスの中を掃除機をかける。
害虫の幼虫は衣類だけでなく
ホコリも大好きです。
1度衣替えすると次のシーズンを迎えるまで
そのままにしておく人が
多いのではないでしょうか？
定期的に掃除機をかけ
幼虫が好むホコリを根絶しましょう。
さいごに
いかがでしたか？
お気に入りのセーターが虫に食われていたら
がっかりしますよね。
衣類をしまう時は害虫が好まない
環境を作ることと防虫剤を使う
W攻撃で寄せ付けないように
していきましょう！
最後までお読みいただきありがとうございました。
