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身元引受人の拒否権を親に対して使えるの?その対処法は?

【2021.1.10追記】

 

子供は親を選べません。

 

トラブルで親と絶縁状態にある人も

たくさんいると思います。

 

問題のある親と関わりたくない気持ちは

よく分かります。

 

長らく絶縁状態にあった親でも

血縁関係があるため、

あなたに身元引受人の話が来る

可能性は十分にあります。

 

たとえば親が誰かに軽い怪我をさせたり

万引きなどで捕まった場合です(・ัω・ั)

 

それ以外にも親が孤独死すると

血縁関係の濃い人に優先的に連絡がきます。

 

親が警察に捕まっている場合、

あなたは身元引受人を

簡単に拒否することができます。

 

親が孤独死した時も遺体や遺骨の引き取りを

拒否することができますが費用は請求されます。

 

親が有料老人ホームに入居を希望していたり

入院する時にもあなたに

連絡が来る可能性があります。

 

この場合、身元保証人を引き受けると

費用が滞った時にあなたが

費用を支払わなければなりません。

 

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親の身元引受人になる場合はどんなとき?

 

もし親が次のような状態にあると

身元引受人が必要になります。

 

・1週間以内の怪我を負わせた。

または2万円以下の窃盗などで警察署に勾留中。

 

・極めて悪質ではなく初犯 など

 

身元引受人がいることで

警察署から出ることができます。

 

万一身元引受人がいないとなると

警察署に勾留されたままになります。

 

身元引受人とは

被疑者または被告人を迎えに行き

その後監督する役割を担う人のことです。

 

絶縁状態の親の

身元引受人になることを承諾した場合、

今後親と深く関わっていくことになります。

 

身元引受人は親族のイメージが強いですが

実は血縁関係になくても

身元引受人になることが可能です。

 

同居人や会社の上司、友人などです。

 

身元引受人には

被疑者や被告人を監督する役割があるため

身近な人がふさわしいと考えられています。

 

でも身元引受人になってくれる人が現れなければ

絶縁状態であってもあなたに

声がかかる可能性があります。

 

親と関わりたくない!

 

そう思った時に身元引受人を拒否することは

可能なのでしょうか?

 

 

親の身元引受人は拒否できる?その場合の手続きは面倒?

 

親が軽微な犯罪を犯し身元引受人を求められても

あなたは拒否することができます

 

身元引受人がいないと

警察署からすぐに出ることはできません。

 

でも犯罪を犯した人が悪いです。

 

あなたが責任を感じることはありません。

 

安易に引き受けてしまうと

後々あなたが苦しむおそれがあります。

 

軽微な犯罪だけでなく親が孤独死した時にも

親の身元引受人になる場合があります。

 

孤独死は身元不明の不審死として扱われます。

 

身元を確認するために

血縁関係の濃い順に連絡が来ます。

 

また遺体や遺骨を引き取る

身元引受人としても血縁関係の濃い人に来ます。

 

絶縁関係にあっても子供であるあなたに

身元引受人の要請が来る可能性は高いです。

 

親が孤独死した場合も

身元引受人を拒否することは簡単にできます

 

遺体の引き取りを拒否すると

市役所の福祉課が火葬してくれます。

 

遺骨の引き取りを拒否する場合も

福祉課が無縁仏にしてくれます。

 

身元引受人を拒否することはできますが

火葬などにかかった費用は請求されます

 

その他に親が有料老人ホームに入居する時や

入院時にも身元引受人の問題が発生します。

 

身元引受人というより身元保証人という言葉の方が

しっくりくると思います。

 

お金を支払えなくなった時に

費用を代わって支払わなければなりません。

 

親としては身元保証人が見つからないと大変ですが

あなたは拒否することができます。

 

 

身元引受人の拒否権を子供に対して使えるのか?

 

親の身元引受人になることは、

上記でご紹介したように

子供は拒否することができます。

 

では親が子供の身元引受人になることを

拒否することはできるのでしょうか?

 

子供がまだ未成年である場合と

成人している場合とに分けご紹介します。

 

【子供が未成年のケース】

 

未成年の子供が万引きなど

何か問題行動を起こし保護されたとします。

 

その場合は通常親が身元引受人になります。

 

親には親権と養育権があります。

 

そのため親は未成年の子供の身元引受を

拒否することはできません。

 

民法上では次のように定められています。

 

親は、未成年者の子の

監護及び教育をする義務を負う。

 

子供が万引きをしたら理由を聞いて、

再発を防止するための策を考えることが

親の役割として求められます。

 

努力しても子供に改善が見られない場合は、

専門家に相談することをおすすめします。

 

万引きなど盗みを繰り返す人の中には、

クレプトマニア(窃盗症)である人も

少なからずいるためです。

 

クレプトマニアは精神障害の1種です。

 

次のような理由から盗むのではありません。

 

・お金に困っている。

 

・欲しくて欲しくてたまらない。

 

盗むことが目的になり

何度も万引きや窃盗を繰り返します。

 

精神科医による治療を受けることで、

自分の病気に気づき

改善に向かうことができるようになります。

 

 

【子供が成人のケース】

 

子供が成人している場合は、

親は子供の身元引受人になることを

拒否することができます。

 

このように子供が

未成年であるかそうでないかにより

拒否できるかできないかが決まります。

 

 

身元引受人の拒否権を兄弟に対して使える?

 

では次に兄弟の身元引受人になることを

求められた時に拒否することは

できるのかについてご紹介しますね。

 

親族が身元引受人になるのが一般的です。

 

両親がすでに他界している場合、

兄弟に身元引受人の話が来る可能性があります。

 

もしも身元引受人に

なりたくないというのであれば、

拒否することができます。

 

 

身元引受人は途中で辞退できる?

 

身元引受人を引き受けると

以下のような責任を負うことになります。

 

犯罪行為をした人物の身元引受人

 

・監督し更生を促す。

 

・証拠隠滅や逃亡をしないよう監督する。

 

・出廷または出頭の要請に応じない時に

出廷・出頭するように促す。

 

 

入院や老人ホーム入居の身元引受人

 

・費用が支払われない場合、連帯責任を負う。

 

・緊急時の連絡

 

・判断能力が低下した時の意思決定の代理

 

・亡くなった時の身柄や遺留金品などの引き取り

 

 

身元引受人をしていたけれど、

関係性の変化などにより

途中で辞退したいと思う人も多いことでしょう。

 

具体的にどのようなことなのか

例をいくつかご紹介しますね。

 

【Aさん】

 

恋人の関係だったけど破局した。

 

もう見守ったり監督することはできない。

 

なので身元引受人としての立場を解消したい。

 

【Bさん】

 

おばが入居している老人ホームで

身元引受人をしている。

 

おばと関係がどんどん悪化し今では疎遠状態に。

 

老人ホームから電話連絡が来るのが苦痛なので

身元引受人を辞退したい。

 

その場合身元引受人を

途中でやめられるのかについて

ご紹介します。

 

犯罪行為をした人物の

身元引受人をしている場合

途中で辞退の申し出をすることが可能です。

 

辞退の申し出が承認されれば、

あなたが今まで監督していた人は

新たに身元引受人を探すことになります。

 

 

入院や老人ホームの入居時に

身元引受人になった場合は、

病院や老人ホームにより対応が異なります。

 

契約している病院または老人ホームに

辞退したい件を伝えましょう。

 

その後手続きを進めていきます。

 

 

さいごに

 

長らく絶縁状態にあった

親の身元引受人になってくれと

突然電話がかかってきたら

ビックリしますよねΣ(゚Д゚)

 

親が軽微な犯罪で警察署に勾留されている時は

迎えに行きその後の監督責任も生じます。

 

簡単に拒否することはできます。

 

でも警察署から出ることができなくなるため

良く考えてから判断することをオススメします

 

最後までお読みいただきありがとうございました!