英語自体はそれなりに勉強して
理解出来ているという人でも、
英語で書かれている新聞「ニューヨーク・タイムズ」
を読んですぐに内容を理解出来るという人は
少ないのではないでしょうか?
英語のニュースの記事は、シンプルな文法で、
難しい単語も使われていないのに、
内容がよく分からないという場合、
英語に対する理解力以前の問題である可能性が
あります。
英語云々以前に、政治経済の知識が
不足しているのではないでしょうか?
政治経済の知識が不足しているのであれば、
まずは母国語の日本語で、
政治経済の基礎知識を学ぶ必要があります。
英語を勉強する前に、日本語で政治経済を学び、
知識を充分に得ることが出来たら、
英語のニュースもだんだん理解出来るように
なりますよ。
英語のニュースが読めないのには英語力以外の知識も必要?
英語のニュースを読むためには、
最低限の英語読解力は必要ですが、
その他にも政治経済の基礎知識も必要です。
一般的な英語の新聞では、
高度な単語や文法は使われておらず、
シンプルな文法で書かれています。
使われている単語に関しても、
「GSL」という使用頻度や意味に基づいてまとめられた
約2000語の単語リストの中の英単語で、
8割程度はカバー出来るそうです。
ですので、基礎の単語と文法が聞けたり
読める人であれば、英語で書かれた
ニュースであっても、
ある程度内容が理解出来るはずなのです。
英語の読解力があっても、ニュースになると
分からなくなってしまうという人は、
政治経済の知識が乏しい可能性が高いです。
そういう人は、英語を勉強する前に、
日本語のテレビや書籍で
政治経済について学びましょう。
政治経済についての知識が深まれば、
英語のニュースも理解出来るようになるはずです。
英語のニュースを読めるようになるためには?
英語の読解力に問題はないが、
政治経済についての知識が乏しいという場合、
専門分野の書籍で学ぶことをお勧めします。
学ぶ為の書籍は、そんなに難しいものである
必要はなく、初心者向けの新書や
入門書から読むようにしましょう。
書籍をいくつか読んでいくうちに、
政治経済についての理解も深まって
いくことでしょう。
そして、知識が深まれば、
英語のニュースの読解力を向上していきます。
ここに初心者向けのお勧めの書籍を紹介しますので、
参考にしてみて下さい。
●政治初心者向き『政治のことよくわからないまま社会人になった人へ』池上彰
●政治中級者向き『池上彰の政治の学校増補』池上彰
●政治上級者向き『日本の統治構造 官僚内閣制から議院内閣制へ』飯尾潤
●経済編初心者向き『日銀を知れば経済がわかる』池上彰
●経済編中級者向き『景気ってなんだろう』岩田規久男
●経済編上級者向き『国際金融入門新版』岩田規久男
まとめ
母国語の日本語で書かれていても
難しいと感じることもある政治経済のニュースを、
不慣れな英語で理解するのは難しいと思います。
ですが、基本の英単語と文法を理解し、
政治経済についての知識も習得出来れば、
次第に英語のニュースも読めるようになります。
勉強は辛いかもしれませんが、読めるようになれば、
その喜びの方が上回ると思いますので、
頑張ってくださいね。