福井県の無形民俗文化財に指定されている
伝統芸能「雲浜獅子」についてご紹介します。
雲浜獅子と書いて「うんぴんじし」と読みます。
珍しい読み方ですよね。
雲浜獅子はどこで鑑賞することが
できるのでしょうか?
毎年5月の2・3日に開催される
小浜神社のお城祭りで
雲浜獅子を鑑賞することができます。
小浜神社のお城祭りの基本情報や
雲浜獅子の由来、口コミ感想などについて
ご紹介します(^^)/
雲浜獅子の由来や内容は?
雲浜獅子には380年以上の実に長い歴史があります。
雲浜獅子が始まったのは
1634年頃と伝えられています。
小浜藩主である酒井忠勝が演技者を集め
それぞれに住居と食糧を与えました。
その演技者達を雲浜獅子と
名づけたとされています。
そして神社の祭礼や祝典以外には
演じることを厳しく禁じました。
雲浜獅子が大変神聖なものとして
扱われていたことが分かりますね。
時代の流れで雲浜獅子が
一時途切れたこともあるそうです。
しかしその後復活し現在に引き継がれています。
雲浜獅子とはどのような舞いなのでしょうか?
雲浜獅子は迫力のある激しい舞いが特徴です。
しかし激しいだけではありません。
登場するのは雄の老獅子と
若い獅子、雌獅子の3頭です。
序・破・急の三部構成となっています。
舞いの始まりでは2頭の雄獅子が
1頭の雌を激しく奪い合います。
でも最終的に2頭の雄は仲直りの舞いを行います。
人生の教訓が学べる内容になっています。
実際に雲浜獅子を鑑賞した人達の
口コミ感想をご紹介しますね。
@笛や太鼓の囃子にのって獅子が激しく舞います。
間近で見るとかなりの迫力があります。
雌の獅子役が小学生の女の子と聞き
大変驚きました。
@ただ激しく舞うのではなくドラマを感じます。
雄の老いた獅子と若い獅子は最終的に仲直りし
「友連れの舞」で演技が終わります。
@雲浜獅子の練り歩きを見学しました。
笛や太鼓や威勢のよい掛け声が響き渡り
お祭りムードに包まれました。
小浜神社のお城祭り基本情報!
雲浜獅子を間近で見れる場として
小浜神社で開催される
「例大祭・お城祭り」があります。
お城祭りが開催されるのは
5月2・3日の2日間です。
福井県小浜神社までのアクセスをご紹介しますね。
◇JR小浜駅からタクシーに乗り約5分
◇車を利用する場合は小浜ICから約10分
お城祭りの2日間は
伝統芸能が順番に奉納されます。
2日間は朝から盛りだくさんの
内容となっています。
雲浜獅子のスケジュールは
次のようになっています。
雲浜獅子(5月2日)
11:00 本陣出発
12:30 小浜市文化会館
15:00 関・上竹原
16:00 水取神輿本陣
17:00 広峰神社奉納
19:00 本陣
雲浜獅子(5月3日)
08:15 本陣出発
10:00 お城太鼓 本陣
11:00 小浜神社宮入
14:00 雲浜太鼓会本陣
17:00 山手太鼓会本陣
19:00 本陣
中でも雲浜獅子と棒振り大太鼓が目玉
になっています。
雨の日は雲浜獅子が
中止になることもあるそうです。
さてお城祭りでは2日と3日の
両日雲浜獅子が奉納されています。
地区内の練り歩きの後に
小浜神社に宮入りして奉納されます。
さいごに
いかがでしたか?
福井県小浜市に古くから伝わる
雲浜獅子についてご紹介しました。
元気をたくさんもらえそうなお祭りですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。