鹿児島県垂水市のお祭り
“おろごめ“についてご紹介します。
小学生の男の子たちが主役のお祭りです。
ところで”おろごめ”って
すごく不思議なネーミングですよね。
どのような意味があるのでしょうか?
由来と合わせて
“おろごめ”の意味についてご紹介します。
実際に元気いっぱいの
“おろごめ”を間近で見た人の
口コミ情報もご紹介します!
“おろごめ”の意味は?どんな由来があるの?
“おろごめ”が伝統行事として伝わっているのは
鹿児島県垂水市柊原地区です。
柊原の読み方は”くぬぎばる”です。
柊原地区は目の前に錦江湾と桜島を望む
海岸沿いにあります。
“おろごめ”の画像を見ましたが、
砂浜で上半身裸の男の子たちが
けっこう激しくつかみあっています(@@;)
投げ飛ばされたりしている子もいますね。
垂水市小学校はネットで
次のように説明しています。
“おろごめ”の歴史は江戸時代にさかのぼります。
“おろ”とは野生の子馬を追い込んで
捕まえるための囲いのことです。
武士が野生の子馬を”おろ”に追い込んで
捕まえていた姿がとても勇ましかったそうです。
子供たちもそのように勇ましく育ってほしい
との願いを込め行事として始めたのが
始まりと言われています。
つまり”おろごめ”とは
男の子の成長を願うお祭りなんですね。
現在も垂水市の小学校に通う
小学生の男の子達により毎年開催されています。
開催されるのは毎年6月5日です。
次のようなルールで行われているそうです。
小学校の近くの海岸の砂浜に穴を掘ります。
上級生と下級生が組み合い
上級生が下級生を全員穴から
追い出したら終了となるそうです(^^)/
下級生は上級生を
叩いたり蹴ったりするのは自由だけど、
その反対は禁止されているそうです。
上半身裸で組み合う姿はまるで相撲のようです。
鹿児島県垂水市柊原地区には
“おろごめ”以外にも
子供が主役の伝統行事があります。
子供たちが新婚夫婦の家を訪れ
お菓子をもらうそうです。
日本版のハロウィンのようですね。
早く子供を授かりますようにとの
願いが込められています。
鹿児島県垂水市柊原地区では
子供たちが大切にされていることが
分かりますね(^^)
“おろごめ”を実際に見学した人の口コミをご紹介
実際に”おろごめ”を見学した人の口コミ情報を
一部ご紹介します。
朝がかなり早いため
見学者はほとんどが地元住民とのことですが
一般見学もOK です(^^)/
場所は国道220号線沿いにある
柊原地区の海岸です。
開催される場所は分かりやすいとのことです!
@この地区に住む小学生の男の子達は
全員強制参加です。
朝とても早いですが、
この地区に住む人はほぼ
“おろごめ”を見に来ます。
叱咤激励が飛び交い大変盛り上がります。
2回戦行われますが1回戦で30分はかかります。
子供達が一生懸命取り組む姿は
壮観で感動を覚えました。
有名な行事であるため
テレビ局や新聞社の方も取材に来ていました!
@”おろごめ”に参加する小学生は
朝2時に集まります。
まだ暗い中、
松明の炎や懐中電灯の光に照らされた中で
“おろごめ”の取り組みが行われます。
あちこちから叱咤激励が飛び交いますが、
中でもこの地区に住む
年配の男性達の応援が熱いです。
昔は取り組み合いも今とは比べられないくらい
荒々しかったそうです。
耳を引っ張られたり、
鼻血を出すのも当たり前だったみたいです。
さいごに
いかがでしたか?
鹿児島県垂水氏の柊原地区に伝わる
伝統行事”おろごめ”についてご紹介しました。
この地区に住む小学生の男の子全員が
朝2時に集まり取り組みをするのは
すごいですよね。
この伝統行事ですが、
少子化により昔は8つあった穴が
1つにまで減ってしまったそうです。
昔から長く続く伝統行事であるため
これからも長く続きますように(*´ェ`*)
最後までお読みいただきありがとうございました。